お天気も良くて、本当ならお出かけするのに最適だけど「STAY HOME」なゴールデンウィークですね。静岡市内の学校も5月末までの休校が決まったそうで、友達と勉強したり遊んだりできなくて残念ですよね。みんなに藍染体験にお出かけしてもらいたいけど、グッと我慢な人宿藍染工房スタッフ(@shizuoka.aizome)です。
なので、藍染に使う「藍」という植物を種から育ててみようと思って、人宿藍染工房の職人「きいちろうさん」と種まきをしました。
藍という植物は不思議がいっぱいだから自由研究のテーマにしてもおもしろいですし、工房がオープンした時にお配りした「藍の種」を持ってる人は、おうちの人と一緒に育ててみてくださいね。
これから定期的に「藍の観察日記」としてシリーズでお届けしていきますよ。
藍の種まきに必要な道具
まずは、種まきに必要な道具をそろえましょう。お家にあるモノで代用できるものでも構いません。
一般的な「種まき」に必要な道具があれば十分ですが、藍の種はゴマくらいの大きさで非常に小さいので、土は種まき用の細かいものがおすすめです。
- 新聞紙
- 床やテーブルの汚れ防止のため
- 藍の種
- 工房オープン時に配布したもの
- 紙コップ
- シャベルの代用として
- 割りばし
- シャベルの代用として
- セルトレイ
- 種まきから苗になるまでの鉢として使用
- 土
- 種まき用の目の細かいものがおすすめ
- 霧吹き
- 種まきから発芽してしばらくまでの水やりに使用
- 手袋
- 汚れ防止や安全のため
芽が出るまでの水やりも、ジョウロより霧吹きが適しているので、土と霧吹きは少しこだわっておくと上手くいきますよ。
道具が揃ったら、いよいよ「藍の種まき」をしていきましょう。
藍の種まきの手順
まず、床やテーブルが汚れないように、新聞紙やビニールシートなどを敷いておきましょう。
Step.1:セルトレイに土を入れる
セルトレイに種まき用の土を入れていきましょう。
シャベルの代りに紙コップを使いました。
お家にあるモノを上手く活用して、種まきを楽しんでくださいね。
土は各マスにまんべんなく入れるように、割りばしなどを使って土を均一にしていきます。
直接、植木鉢やプランターに種まきする場合は、土の上の3センチくらいに種まき用の土を入れるようにすれば大丈夫ですよ。
うまく土を入れられたかな?職人のきいちろうさんも上手に土を入れましたよ!
ここまでできたら、スタンバイOK。次のステップではいよいよ種をまいていきますよ。
Step.2:土を湿らせてから種をまく
種をまく前に、霧吹きで土を軽く湿らせましょう。
藍の種はとても小さいので、土を湿らせておくと種と土の粒子が馴染みやすくなります。
土を湿らせたら、種をまく穴を開けておきます。
割りばしを使って、土を5ミリくらい凹ませるイメージで。深すぎてしまうと芽が出てこなくなるので注意してくださいね。
藍は成長すると大きくなるので、鉢やプランターに種まきをする場合は十分な間隔を空けるようにしましょう。
セルトレイ1マスにつき、藍の種3粒程度を目安に種まきをします。
土の表面に種が見える場合は、割りばしなどでほんの少しだけ土をかぶせてください。かぶせ過ぎには気をつけてくださいね。
Step.3:霧吹きで水やりをして半日陰に置く
ここまでできたら、あとは仕上げです。職人のきいちろうさんは少し疲れてきちゃいましたけど、みんなは大丈夫かな?!
全体に霧吹きで水やりをしましょう。近くから霧吹きをかけてしまうと種が舞い上がったり、土の深くに沈んだりしてしまうので、少し離れたところから優しく霧吹きで水をかけます。
セルトレイ(あるいは、鉢やプランター)は、発芽するまで半日陰に置いてあげてくださいね。
2日目の様子と芽が出るまでの水やりについて
心配しなくても大丈夫です。しっかり面倒をみてあげたら芽が出るので、それまで大事に育ててあげてくださいね。
種まきから芽が出るまでの間は、朝と夕方に霧吹きで土が湿る程度に優しく水やりをしてあげてください。
みんなと、職人のきいちろうさん。どちらが先に芽が出るかな?!
お世話し過ぎても、しなさ過ぎても上手くいかないので、一緒に楽しみながら藍を育てていきましょう。次回の「藍の観察日記」もお楽しみに。