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藍畑の収穫と蒅(藍染の染料)づくりへの準備

気づけば9月も半ば。少しずつ感じる秋の気配に、どうにか「with マスクな夏」を乗り越えられた、人宿藍染工房スタッフ(@shizuoka.aizome)です。

振り返れば長い梅雨に短い夏…といった具合なのかもしれません。

お子さんたちにとってもイレギュラーな短い夏休み期間には夏休みの自由研究や工作の宿題が片付き、親御さんにとっては「近場のお出かけ」として人宿藍染工房の藍染体験をご利用いただいた夏!といった感じでございました。感謝でございます。

さて、ご無沙汰になりました当工房のブログ。
今日は、季節の移ろいと共に、大きな変化のあった藍畑の話題をお届けしてまいりましょう。

実りの”夏”。無事に藍の葉が茂りました。

畑の地主さんからお借りした藍畑。一般的な栽培よりも1ヶ月弱遅れて藍(タデアイ)の苗の植え付けを行ったのが5月終盤のことでした。

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藍畑からこんにちは:藍の苗の植え込みをしました

苗を植えたばかりの畑の様子はこんな感じでしたっけね〜

たくさんの人の協力があっての藍畑です:人宿藍染工房
植え込みをした直後の様子

さて、ここから約2ヶ月半。
8月上旬にはどんな風になったと思います?

…当工房の職人・伊藤が水やりをして、時々草むしりをしてお世話をしました。

中の人
中の人は、畑の藍を育てるよりも難易度の高いミッションとして、お世話をする人のお世話をしていました。

さすがは”蓼食う虫も好き好き”、立派に育ちました

静岡藍:実りの”夏”。無事に藍の葉が茂りました。
じゃ~ん!一面、藍の葉っぱが茂りました!

8月上旬にはご覧の通り、畑の土が見えないくらいに藍の葉っぱが茂りました。

わっさわっさです。

モグラ目線でこの畑を見たらとんな感じがするかな〜なんて思って。

静岡藍:実りの”夏”。無事に藍の葉が茂りました。
トンネルみたいでしょ

もう、葉っぱのトンネルみたいな感じですよね。

一面、施肥した後に植えているのに、他の草よりも大きく育つ藍(タデアイ)の力強さには驚きますよね。同じ草の仲間なんですから。

お盆明けに1回目の収穫「一番刈り」しました

さて、そうこうしているうちに10日ほど経過。

静岡藍:実りの”夏”。無事に藍の葉が茂りました。
早く刈らなくちゃ!

短い夏ながら連日の猛暑に、さすがに丈夫が売りの藍も夏バテ。

日差しと水分と栄養素のバランスで、葉がチリチリしてくると後に上質な染料になりませんから、収穫を急ぎましょうね。

中の人
というような具合に時に、畑のお世話をする人のお世話が必要だったりするわけです

数日に分けて、収穫の作業をおこないました。

藍の生命力!9月中旬、そろそろ二番刈りもできそうな予感

静岡藍:藍の生命力!9月中旬、そろそろ二番刈りもできそうな予感
1回収穫したのにここまで復活

畑への植え込みが遅かったので、藍畑を始めた当初は「今年は一番刈りまでしかできないかもね」…なんて話していましたけど、一番刈りから1ヶ月足らずの間にここまで大きく再生してくる「藍の生命力」には驚きです。

静岡藍:藍の生命力!9月中旬、そろそろ二番刈りもできそうな予感
藍染・染色家:伊藤喜一朗

「生命力なら俺も負けねぇ!!!」とばかりに、この夏の藍畑作業で精悍な雰囲気に日焼けした、人宿藍染工房の職人・伊藤さん。

夏バテ知らずの食欲による腹ごしらえで、元気に畑仕事に励んでおられました。

中の人
その丈夫さには、中の人も脱帽です。
静岡藍:藍の生命力!9月中旬、そろそろ二番刈りもできそうな予感
9月中旬、そろそろ二番刈り

かつては静岡市内を流れる安倍川流域でも広く栽培されていたといわれる「静岡藍の復活」に向けて、1kgでもおおくの藍の葉の収穫を目指して、二番刈りのスケジュールを立てている…といった具合です。

さて、藍染は葉を収穫して終わりではないのが藍染。
収穫した葉を発酵させて蒅(すくも)という腐葉土の状態に加工することで、皆様お馴染みの藍染の染料の材料になります。

日本における藍染の本場・徳島県には代々、藍の葉を蒅に仕上げることを生業にしている「藍師(あいし)」さんがおられます。

少々、静岡式の環境に合わせた設備と規模にはなりますが、静岡の染物屋の八代目が本場徳島県で研修してきた蒅づくりにも挑んでまいりましょう!というのが、畑から染までの工程を静岡産でおこないたいという「静岡藍」の復活への次のステップです。

蒅をつくる場所を確保すべく草刈り

蒅をつくる場所を確保すべく草刈り
なかなk良い「草刈りフォーム」でしょ?

丸子の畑の地主さんのご高配を頂戴しまして、お借りしていた藍畑のお隣のスペースをお借りすることが叶いました。

地主さんに加えて、暑さもひと段落してくれるあたりは、染物屋の八代目として生まれ持った持ち前の「運」なのでしょうか?!草刈りも良いフォームで慣れたものです。

手仕事、手仕事、刈って、刈って、また刈って。

蒅をつくる場所を確保すべく草刈り
雑草と藍と、どっちが多く刈れたかは謎

大量の草刈りの作業を終えた様子がこの感じ。

静岡藍:蒅づくりのスペース
ここで蒅づくりを始めます

お隣の畑で丹精込めて収穫した藍とどっちが多く収穫できたのか知りたいところですが、その辺はまたリサーチしておくことにいたしましょう。

綺麗になった畑のお隣のスペースで秋からは藍染の染料の「蒅(すくも)」づくりが始まります。

おまけ:人宿藍染工房の本藍染の藍色には…

静岡藍:種から染までを静岡で!
お疲れ様でした

お客様の目に触れないところでこのような重労働がたくさんあるということを知っていただくと、藍染の世界の見方が少し違ってくるかもしれませんね。

世の中のほとんどの染料が化学薬品頼りになっている中にあって、藍染は非常に手間ひまかかる染め物ですが、その時、その人だけの色味が染まるのが本藍染の魅力でもあります。

お客様お好みのアイテムを染めることのできる「藍染ワークショップ」も随時受け付けておりますので、ご堪能いただけたら幸いです。

大丈夫です!
畑で流した爽やかな(?!)汗のブルーは含まれておりません。ご安心ください〜。

さて、久しぶりにお届けしました人宿藍染工房の藍畑の様子。お楽しみいただけましたか?

おまけのおまけ

実は、オープン以来、店舗でもお目にかかってまいりました、初代・中の人は工房の専任担当を終えまして、店舗では二代目・中の人が活躍してくれています。

この場をお借りしてご紹介しておきましょう…二代目・中の人「TOMOちゃん」です。

人宿藍染工房:二代目・中の人
人宿藍染工房:二代目・中の人「TOMOちゃん」

まぁ、底抜けに明るく少女時代から愛嬌のあるスタッフでございますので、ぜひ工房・店舗にお立ち寄りくださいませ。

初代・中の人は寿命…いや、しぶとめにホームページだの工房で時々お目にかかれることと思いますが〜そんな中の人々の進化や変化はさておいて、本題の職人・八代目の進化と変化にもご期待ください。ではでは〜。

Produced by SOZOSYA

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